‪FULL STEAM AHEAD: Why I Want to Bail out of Japan‬

The exodus from this abyss shall be hereby transcribed.

行く人、来る人: トランプ政権には誰がいるのか

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皆さんこんばんは。

数週間前の話になりますが、中間選挙終了後のトランプ大統領の記者会見で、大統領に日本人記者が質問をしていました。


US president Trump don't understand japanese reporter's English

日本訛りの強い英語だったためか、トランプ大統領はどうも質問を一発で理解できなかったようです。

どこの報道機関の記者かわかりませんが、ワシントンに居てホワイトハウスに出入りできるレベルの権限をもつ記者が、発音が悪くて大統領に通じませんでした、というのは情けない話です。

往々にして日本企業の海外駐在員や海外特派員は社内で成績を上げたエリートが落ち着くポジションですが、漏れ聞く話を聞いていると、必ずしも英語が流暢ではない人が海外に派遣されているようです。

私がいた銀行でも、大して英語のできない行員が海外拠点に派遣され、意味も無く深夜まで働き、休日も駐在員同士でゴルフや日本から来ている役員のアテンド(こちらもゴルフ)に明け暮れる日々を送っていました。海外にいても日本人同士でつるんでいたらそりゃあ英語は上達しないわな。

せめて報道機関では、海外特派員は派遣先の国のメディアで1年ほど研修をして、彼らのジャーナリズムを学んで(と、英語力をブラッシュアップして)から取材に臨んでほしいものです。NYタイムズWSJを日本語にして日本に送るのは取材とは言いません。

 

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2017年1月に発足したトランプ政権ですが、ずいぶんと人の入れ替わりが激しい政権です。つい最近では司法長官であったジェフ・セッションズ長官が辞任しました。

せっかくですので、トランプ政権の主要人物について振り返りたいと思います。

◇ドナルド・トランプ Donald J. Trump, President of the United States

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もはや説明不要。世界を動かす男です。不動産業界でのしあがり、2016年の米大統領選挙に出馬。当初は泡沫候補で、数え切れないほどの暴言を連発し、「まさかこんなヤツが選挙に勝てるわけがない」と主要メディアや評論家は思っていました。

例えば、NYタイムズは「ヒラリー・クリントンの当選率: 85%」と報じていました。

www.nytimes.com

NYタイムズをはじめとしたメディアがことごとく予想を外したことへの反省の弁は一切聞かれませんね。

トランプ大統領は、ビジネスマンらしく合理性を求めるタイプの人間で、選挙期間中・就任後と一貫してアメリカが経済的に不平等に扱われてきた、と主張しています。選挙前は日米安保、米韓安保、北大西洋条約機構を、日本や韓国、EU諸国が米軍にフリーライドしており、「不平等だ」と批判していました。*1

また、個人のツイッターで政策変更や人事異動について突然発表することもしばしば。軍へのトランスジェンダー受け入れ停止やマクマスター元国家安全保障補佐官の解任をツイッターで発表しています。

彼に大統領としての資質があるか否かは議論が分かれるところですが、対中国への経済的・軍事的強硬姿勢*2を示した点、北朝鮮に圧力をかけ交渉の場を設けた点など、実績は確かに挙げています。

◇メラニア・トランプ Melania Trump, First Lady of the United States

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トランプ大統領の妻で、米国のファースト・レディーです。出生地はスロベニアで、皮肉にもトランプ大統領が厳しく非難している移民の出自にあたります。

アメリカでモデルとして活動した後、2005年にトランプ氏と結婚。2006年には息子のバロンをもうけています。

奇人変人の多いトランプ政権では数少ない常識人の一人で、トランプ大統領が移民の親子を別々に拘束する政策をとった際、彼の考えを変えたのは彼女だったとのこと。

www.npr.org

一方で、国家安全保障補佐官副官のミラ・リカーデルを排除するなど、ちょいとキツい側面もあります。

edition.cnn.com

ファースト・レディーは政権内に役職をもっているわけではないので、本来なら政権人事に口を出すのはお門違いですが、まぁ企業においても社長や会長の妻が人事に口を出すことは往々にしてあります。

マイク・ペンス Mike Pence, Vice President of the United States

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米国副大統領。2013年から2017年までインディアナ州知事をつとめた共和党員です。

政治経験のないトランプ氏の右腕として目下活躍中で、トランプ氏と異なり失言も少ない堅実な実務家です。

一方で、キリスト教保守派であり、福音派エバンジェリスト)でもあり、在イスラエル大使館の移転にはペンス氏の影響があったといわれています。

外交においても存在感があり、ASEAN開催に合わせた来日の際は北朝鮮の「瀬取り」対策や自由で開かれたインド太平洋に向けての声明を安倍総理と発表しています。

www.mofa.go.jp

なお、トランプ大統領が職務執行をできなくなった際には、合衆国憲法修正第25条に基づき、ペンス氏が大統領の職を引き継ぎます。

◇ジェームズ・マティス James Mattis, Secretary of Defense

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退役将軍(Retired Gen.)、国防長官。1969年に海兵隊に入隊し、第一海兵師団長や米中央軍(CENTCOM、中東地域を担当)司令官を務めた後、2013年に退役。トランプ氏から国防長官就任の要請を受け、政権発足以来、同ポジションを務めています。

マティス氏はたたき上げの海兵隊員であるだけでなく、部下からの人望も厚く、教養のあるインテリでもあります。

イラク侵攻の先陣を切る部下に対する激励の手紙を配る、マルクス・アウレリウスの『自省録』を愛読する、などなど…。

www.businessinsider.com

彼は"Warrior monk"(戦う修道士)、"Mad dog"(狂犬)、"Chaos"(混沌)などのニックネームをもつあたり、周りの人望が本当に厚いのだなという印象を受けます。*3

軍人としての長い実務経験や深い教養・知性から、議会での承認の際には民主党議員のほとんども賛成票を投じていました。トランプ政権の高官としては珍しくマティス氏はSNSを利用しておらず、大統領以下トランプ政権メンバーが頻繁に出演するFox Newsにも出演していません。

そのため、何かと人の入れ替わりが激しい政権において、安全保障のプロとしてトランプ氏の歯止め役を担っていましたが、最近になって辞任説が浮上。

www.reuters.com

しかし、トランプ大統領ツイッターで非難され、後に辞任しているレックス・ティラーソン元国務長官やジェフ・セッションズ元司法長官らと異なり、マティス氏に関してはトランプ大統領もある程度の敬意を払っているのか、批判のトーンも抑え目です。

◇マイク・ポンペオ Mike Pompeo, Secretary of State

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国務長官マティス氏と同じく、ポンペオ氏も元軍人で、陸軍士官学校(ウェストポイント)を卒業し、大尉まで昇格しています。その後、ハーバード大ロースクールで学位を取得、数年ほど陸軍士官学校の同期と企業を立ち上げました。2011年から下院(House of Representative)で議員を務め、2017年のトランプ政権発足時には中央情報局(CIA)長官に就任。翌2018年3月、レックス・ティラーソン氏の後任として国務長官に就任しました。

軍人、ビジネスマン、議会議員と幅広い経歴を持ち、目だったスキャンダルも無い…。ある意味、政治家の鑑のようなポンペオ氏。共和党員でもあることからトランプ氏と思想が近い点もあり、国務長官になってからは北朝鮮やイラン、サウジアラビアといった米外交上の問題国を訪問するなど、かなり精力的に活動しています。

◇ジョン・ケリー John Kelly, Chief of Staff

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退役軍人、首席補佐官。マティス氏と同じ元海兵隊員で、2016年まで軍務についた後、トランプ政権発足時、国土安全保障省Department of Homeland Security, DHS)長官に就任。しかし就任からわずか半年後、ラインス・プリーバス氏の後任として首席補佐官に就任しました。

しかし、首席補佐官就任後は不遇の時を送っています。意思決定の場にケリー氏が招かれない、ボルトン国家安全保障補佐官と衝突する、辞任が何度も噂される、など…。

thehill.com

www.usatoday.com

abcnews.go.com

個人的にケリー氏は、ティラーソン氏にならぶ苦労人ではないかなと思っております。

◇ジョン・ボルトン John Bolton, National Security Advisor

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国家安全保障補佐官。レーガン政権の時から政府官僚を務め、ブッシュJr政権では米国国連大使を経験。米政府きってのタカ派(Hawk)であり、イラク戦争の開戦支持、イランおよび北朝鮮への先制攻撃を肯定、ユニラテラリズム*4信奉、親イスラエルの姿勢など、「ネオコン」と称されるほどの右派・強硬派姿勢を貫いています。

www.wsj.com

この記事はボルトン氏が2018年2月、つまり国家安全保障補佐官就任前にウォール・ストリート・ジャーナル誌に寄稿した評論です。当時はまだトランプ政権による北朝鮮への強硬姿勢が続いており、評論の寄稿時点では北朝鮮が平昌五輪に参加するなど南北朝鮮の融和ムードが高まる中、おそろしい評論が出たものだと感じたのを覚えています。

ボルトン氏は2018年4月から、ハーバート・マクマスター中将の後任として国家安全保障補佐官に就任。北朝鮮との米朝首脳会談に同席する、ロシアのプーチン大統領と会談を行うなど、外交・安全保障のキーパーソンとして活躍?しております。

◇ニッキー・ヘイリー Nikki Haley, United States Ambassador to the United Nations

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米国国連大使。サウス・カロライナ州知事、同州選出下院議員を務めた後、トランプ政権の国連大使に就任しました。

彼女自身は米国生まれ・米国育ちであるものの、彼女の両親は米国系インド人です。

イスラエルパレスチナ問題、イラン、北朝鮮…俎上に上がったさまざまなアジェンダに対し、いっさい物怖じせず米国の代表として、国連で活躍してきました。

しかし2018年10月初旬、突如辞任を発表。任期は2018年末までで、後任には複数の人物が検討されておりますが、確定はしていません。

www.nytimes.com

◇サラ・サンダース Sarah Sanders, Press Secretary

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ホワイトハウス首席広報官。トランプ氏の選挙チームに広報担当者として参加し、政権発足後は副広報官として、当時の首席広報官であるショーン・スパイサーの補佐にあたりました。スパイサーは7月に辞任、またコミュニケーション部長のアンソニー・スカラムッチも同じく辞任し、サンダースが首席広報官に就任しました。

トランプ政権の代名詞ともいえる「フェイクニュース」とのメディア批判の筆頭格であり、彼女もたびたび会見で記者と衝突しています。なんというか、強いアメリカ人女性の典型ですね、サンダース。

イヴァンカ・トランプ Ivanka Trump, Advisor to the President

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大統領顧問。トランプ大統領の実子で、母親はイヴァナ・トランプ(Not to be confused with Melania Trump)。メラニアは継母、バロンは異母兄弟。元モデルで、トミー・ヒルフィガーの広告に登場したこともあります。夫は同じく大統領顧問のジャレッド・クシュナー。

トランプ大統領の選挙戦時期から選挙スタッフの一員として父にサポートをしており、政権発足と同時に大統領顧問に就任しました。

大統領の娘である、というだけで公務に就き公職を執行するという点については批判も当然あり、マイケル・ウルフの『炎と怒り』の中でも夫ともども「ジャヴァンカ(ジャレッドとイヴァンカを組み合わせた造語)」と描かれています。

私にも彼女が何をしているのか良く分かりませんが、彼女のツイッターを見ていると、メラニアと並び、第2のファーストレディーとして文化広報活動などに従事している模様です。

◇ジャレッド・クシュナー Jared Kushner, Senior Advisor to the President

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大統領顧問。トランプ大統領の娘婿。イヴァンカとの間には3人の子供がおり、家族そろってユダヤ教徒です。

彼は元はニューヨークで不動産投資業を営む実業家であり、議員などの経験はありません。

彼は選挙直後の安倍総理とトランプ氏の会談に同席するなど、選挙スタッフでもかなりの重要ポストに就いていた一方、選挙期間中にロシア関係者と接触を図っていたことも明らかになっており(いわゆるロシアゲート疑惑)、ロバート・モラー特別検察官率いる捜査班の捜査対象にもなっています。

彼はハーバード大卒、白人、ユダヤ教徒というアメリカのエリートの典型でもあります。

 

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さて、ここまでは現職(Incumbent)の政権要員を振り返ってみました。

続いて、政権発足以降、誰が政権を去ったのかを観てみましょう。

◇マイケル・フリン Michael Flynn, National Security Advisor

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退役将軍、元国家安全保障補佐官。米陸軍で対テロリズム戦のキャリアを積み、オバマ政権下では国防情報局(DIA、Defense Intelligence Agency)長官も務めました。

トランプ大統領の選挙戦期間中からトランプ氏の安全保障・軍事顧問を務め、政権発足後に国家安全保障補佐官に就任しましたが、選挙期間中に駐米ロシア大使に情報を漏らしたとして件についてペンス副大統領およびFBIに偽証をしたとして、就任から24日で辞任しました。

軍人としては輝かしい経歴をもち、第82空挺師団や統合特殊作戦コマンド(JSOC、Joint Special Operations Command)、第111情報旅団、統合特殊作戦コマンド情報部長などを経験しています。

◇ジェフ・セッションズ Jeff Sessions, Attorney General

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元司法長官。法学学士を取得後、政府の法律・法務畑でキャリアを積み、2016年の選挙ではトランプ氏の支持を表明。セッションズ氏が司法長官のポジションにつく旨をトランプ氏は発表していました。

しかし、司法長官就任後はトランプ大統領との関係が悪化。主因はロシアゲート疑惑の捜査や司法の独立性についてでした。そして2018年11月の中間選挙直後、トランプ氏の「要請」に基づきセッションズ氏は辞表を提出。事実上の解任でした。

◇ハーバート・マクマスター H. R McMaster, National Security Advisor

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元国家安全保障補佐官。マティス将軍、ペトレイアス将軍と並び米軍きっての戦略家で、陸軍士官学校卒業後は陸軍で湾岸戦争アフガニスタン戦争、イラク戦争を戦いました。マクマスター氏の博士論文は『Dereliction of Duty: Lyndon Johnson, Robert McNamara, the Joint Chiefs of Staff, and the Lies That Led to Vietnam』という本として出版されており、マティス将軍が挙げる必読書でもあります。

30 Books Mattis Thinks Every Good Leader Needs To Read

マイケル・フリン将軍の国家安全保障補佐官辞任を受け、同官に就任。マティス将軍と同じく、長い軍務経験や戦略眼などを安全保障問題に活かすものと期待が高まりました。

しかし、徐々にトランプ大統領との衝突が表面化。どうも、生真面目なマクマスター将軍と、そもそも安全保障に興味の無いトランプ大統領とでは水が合わなかったようです。結果、マクマスター将軍は2018年4月に辞任(後任はジョン・ボルトン)。同年5月には陸軍を退役し、34年間の軍人生活に幕を下ろしました。

◇レックス・ティラーソン Rex Tillerson, Secretary of State

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国務長官。米石油大手のエクソンでキャリアを積み、トランプ政権発足と同時に国務長官に就任。マティス長官と共に官邸を支え、各国を精力的に訪問するなど、米外交の主軸として活躍していましたが、2018年3月にトランプ大統領が解任を表明。

可哀想なことに、ティラーソン氏が解任を知ったのは、トランプ大統領のツイートがきっかけだったと言われています。

◇ショーン・スパイサー Sean Spicer, Press Secretary

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元首席広報官。公務員や選挙スタッフとして働いた後、トランプ政権の首席広報官およびコミュニケーション部長に就任。しかし、例えばトランプ大統領の就任式に人が集まらなかったとの報道に対し明らかに虚偽の説明を行うなど、今までの首席広報官とは異なる攻撃的な態度が議論を呼びました。

就任から半年後の2017年7月、スパイサーは首席広報官およびコミュニケーション部長を辞任しました。首席広報官の後任にはサラ・サンダース、コミュニケーション部長にはアンソニー・スカラムッチが就任しました(うちスカラムッチは10日で辞任)。

◇レインス・プリーバス Reince Priebus, Chief of Staff

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元首席補佐官。法律事務所、共和党ウィスコンシン支部共和党委員会などで働いた後、2017年のトランプ政権発足と同時に首席補佐官に就任しましたが、同年7月28日に辞任を表明。ジョン・ケリー将軍が後を継ぎました。

在籍期間が短く、正直パッとしない人です。

◇スティーブ・バノン Steve Bannon, Cheif Strategist

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戦略担当官。海軍兵、投資銀行員、ブライトバート(右派系ネットメディア)の代表を務めた後、トランプ大統領の戦略担当に就任。メディア対策などを一手に引き受け、トランプ大統領のブレーンとして名を馳せました。

しかし、2018年1月に出版された、トランプ政権初となる暴露本『炎と怒り』の中で反トランプ的言動をとっていたことが明らかになり、トランプ大統領が激怒。トランプ政権を去りました。

現在では政治活動を再開しており、次の大統領選挙に出馬するのでは?という噂がたっています。

◇ジェームズ・コミー James Comey, FBI Director

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元FBI長官。ニューヨーク南部地区検事を務めた後、FBI(連邦捜査官)長官に就任。公職のキャリアは長く、クリントン政権時代からスタートしています。

2016年の選挙期間中はヒラリー・クリントン候補の電子メール問題*5を捜査し、トランプ大統領の就任後はロシアゲート疑惑の捜査にも関わりましたが、2017年5月、大統領はコミー長官を解任。

コミー長官はトランプ大統領との面会を録音しており、トランプ大統領が面会の内容を否定するという騒ぎに発展しました。面会では、トランプ大統領がマイケル・フリン将軍に対するロシアゲート疑惑捜査の終了を要請していました。

また、コミー長官は解任の数ヵ月後に上院情報委員会での公聴会に出席。トランプ大統領が発言を翻す人物であり、ロシアゲート疑惑がきっかけで自身は解任されたのだろう、と述べました。

なお、彼は後に『より高き忠誠 真実と嘘とリーダーシップ』という自伝を出版しており、『炎と怒り』『恐怖』*6ほどではないものの、アメリカでは話題となりました。

 

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トランプ政権発足から今に至るまで要職や長官職に継続して残っているのは、他にウィルバー・ロス商務長官やスティーブン・ムニューシン財務長官がいますが、前者については辞任説が流れました。

また、辞職者は上述の8名だけでなく、アンソニー・スカラムッチコミュニケーション部長やホープ・ヒックス広報部長などもいます。

さて、次に辞任速報が流れるのは誰でしょうか。

 

*1:大統領就任後は日米安保、米韓安保についての批判はだいぶトーンダウンしましたが、NATOに関しては加盟諸国の大半が払うべき金額を払っていない、と非難し続けています。

*2:マイケル・ファベイの著書『米中海戦はもう始まっている』によると、トランプ氏の選挙チームは同氏の当選後、オバマ政権下で軍艦数削減に苦しんでいた海軍幹部に、「何か(海軍は)欲しいものはあるか」と電話をかけています。

*3:”Warrior monk”についてはマティス氏が生涯をつらぬいていること、"Mad dog"については意見を異にする人には徹底的に"噛み付く"こと、そして"Chaos"は海兵隊員時代に部下が自身のオフィスの扉に"Chaos"というネームプレートを下げたことにそれぞれ由来しています。

*4:一国主義、覇権主義

*5:ヒラリー・クリントン国務長官時代、公務に私用メールを使用し情報漏えいを起こしたとの疑惑。トランプ大統領は選挙戦中、このネタで厳しくクリントン候補を非難し、またクリントン候補のイメージダウンにもつながったとされている。

*6:ジャーナリスト、ボブ・ウッドワードの政権暴露本。ウッドワードはニクソン大統領の民主党本部盗聴、いわゆるウォーターゲート事件を明らかにしたジャーナリスト。日本語版は12月初旬に発売予定。